田中泯 神戸公演2015 踊りはいったん横に置いておいて
|田中泯さんとの関わりあいは、2008年からとわりかし浅い。
中島淳さん率いる神戸芝居カーニバル実行委員会が当時毎年(湊川公園、須磨海岸など)田中泯さんを招いて「場踊り」「独舞」をしてもらっていて、ボクはその年の須磨浦公園での踊りの一観客だった。
心を囚われたボクはその日の打上げに予約していなかったにも関わらず無理を言って参加させていただき、さらには厚かましく関係者だけの二次会にまでノコノコ首を出していた。この時何かを感じて行動したからこそ今に至っているのだと思う。
その後神戸芝居カーニバル実行委員会のメンバーに入れていただき、次の年から田中泯さんを招致するにあたってのお手伝いをするようになり、摩耶山天上寺や大本山須磨寺、兵庫県立美術館、神戸ドック、KIITOそして松方ホールなどで毎年行われる「場踊り」に携わりました。
以後個人的には京都大本山妙蓮寺、岐阜は多治見の山中にある採石場、東京plan-B、山梨のダンス白州、旧グッケンハイム邸など、終いには「おっかけか!」と言われるほど各地に出没しては田中泯さんの踊りを文字通り追っかけていた。特にダンス白州での世界観と体験は色んな意味で身にしみた。
そして今回神戸のGallery4のヤマモトヨシコさんが田中泯 神戸公演を行うことになり神戸公演実行委員会のメンバーに加えていただいた。先日、その打合せのため田中泯さんが神戸に来られたのだが、緊張してほとんど喋れなかった。。。
今回のイベントは場踊りそのものを鑑賞していただくのではなくて、場踊りを撮影し編集した映像をご覧頂きます。今まではカラダを使って踊りで表現するイベントが多かったと思いますが、今回のイベントはカラダから出てくる言葉でも表現していただきます。対談相手は市田良彦さん(神戸大学教授、社会思想史/哲学)で、いつもとは違ったイベントになると期待しています。
今まで踊りは分かりにくいと思ってた方には、特に今回は分かりやすいイベントになるかもしれません。ならないかもしれません。そして今回のテーマは誰もが持っている「カラダ」です。
ダンサーとして活躍する傍ら農業を行い、自らのカラダとそして自然と向き合いながら生きている田中泯さんから発っせられる表現は、今この変革を感じさせられる、なんだかモヤモヤを感じさせられる今という時代そしてこれからを考えるキッカケになる。
ぜひご参加ください。
「踊り? たかが一個のカラダなのよ!」
日時:2015年11月14日(土)午後3時〜6時
場所:神戸市立 御影公会堂(和室)
主催:田中泯神戸公演2015実行委員会+株式会社Madada
詳しくはこちら http://min.kobeart.net/